キラキラな日々の記録。byぴかりん

V6とキスマイを中心に観たもの感じたこと。

映画「バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザーデイ」 9/10,10/22&10/29, 2016

3回も観てしまいました。バニラボーイ。

最初はなんとなーく、「あ、SixTONES映画でるんだ」くらいの気持ちだったんだけど、もう1回・・もう1回・・という気持ちに駆られて結果3回。同じ映画3回も映画館で見たのは初めて。

 

率直な感想としては、この映画すき!たのしい!に尽きる。

コメディであり、青春であり、アクションあり。SFちっくでもあり、感動も恋もある。いろーんな要素が混ざり合いつつも映画の内容が渋滞していないのは、全体的にタッチが軽いからかな。

小ネタが多かったり、殺されるかもしれないっていう場面でもふざけあってる主人公たちがいたり。太田たちが優勝かけて駅伝で頑張ってるときも、本人たちの力一本勝負じゃなく、あっさり1位になれるような数々の仕組みが仕組まれているところとか軽快で。その軽さのバランス感がすごくいいなーと。ハラハラしないで明るく観ていられる感じ。

 

一番好きだったのは、ジェシー演じる太田のキャラクターと、太田とみんなとの関係性かな。

太田は、「普通がいい。ちょっとラッキーくらいがいい」とか言う割に、アメリカを救う or 目の前のヒロインを救う の二択に迫られたときにあっさりと後者を選ぶ。普通の人は、悩みに悩むし決められないよ、って思う。でもそこを、「俺たちが世界を救う側の人間なら、目の前にいる人を救えないのはおかしいと思うんだよ」(セリフニュアンスごめんなさい)っていう単純な理由であっさり決めて揺るがない。

かっこいい。単純だけどまっすぐ。シンプルだけどぶれない。このあたり、生まれながらにもったヒーローの素質があるんじゃないかと思った。

ヒロイン・三井さんに想いを寄せる姿なんかもすごくすごくまっすぐで好き。「好きだーーーー」って叫ぶ姿。そこも揺るがない。単純だけどとにかく迷いがなくてまっすぐな姿、それが見ていてとても気持ちよかった。

 

ちょっと話はそれるけど、ジェシーの演技(というと不自然なんだけど)もすごく良くて。固い意志があるのに、目力に頼ってないところなのかな。どんな危機的状況でも、どんな敵に対しても、表情は険しくなくて、ただまっすぐな瞳。目力には頼らないんだけど、腹が据わってるというか、ぶれなさが伝わってくる。

太田としても、そのまっすぐさが観てる人に気持ちよく伝わるし、きっとジェシーも素でそうなのかなと思った。シンプルでまっすぐ。

 

もう一つ、太田とみんなとの関係性。

北斗くん演じる林や、樹演じる松永は、決して自分から選んわけではなく、天才として生まれた宿命として太田のサポート役を長年務めている。

運命を決める駅伝大会を前に太田が「俺、普通がいいんだけど」と愚痴をこぼしたとき、林が太田に対して、「俺も松永も太田のサポート役の人生なんだよ」「お前がそういうんなら、俺は一緒にいるつもりはないから」なんていうことを怒って言うところがある。普通は「サポート役の人生」なんて本当はもっとつまらなくて、シリアスなテーマでもありそうである。だけど劇中では、そのあとあっさりと松永と「サポートしてやりますか」って笑いあってるし、なんだかんだ丘サーフィン部で過ごす毎日だって楽しそうにしてる。そこが好き。サポート役の人生、って悲しいワードを言っておきながら、基本的にその人生を悲観視しないのは、きっと太田のキャラクターがあって、サポート役の役割を超えて普通に一緒にいるのが楽しいからなんだと。

映画の中ではそのあたりの林と松永の心情はしっかりとは描かれていないけれど、普通に3人仲良くて楽しそうなとこからもなんとなくそういうことなのかなーと。

 

同じサーフィン部の仲間の城島と坂東、女の子2人もなかなか良い感じのキャラクターでとても良かった。際立つ(≒目立つ)キャラクターは城島と坂東に任せて、ジャニーズ側の林と松永はただかっこよくサポートしてる、っていうキャラクターのバランスも上手だなーと。そして女の子2人の恋(?)の相手も城島や坂東であって林や松永でないってところもまた上手(オタクがやきもち妬かなくて済むしね。笑)

あとは女の子2人も、普通はちょっとイマドキの女の子じゃない三井さんが急に入ってきたら嫌ったりしそうなのに、普通に接してるような嫌味のない感じが見てて気持ちよかった。

 

映画全体としては、ストーリーがしっかりしてるうえ、 伏線の回収がしっかりなされているところが素晴らしい。パスタのカーボローディングとか。ちょっと気になるのは飯塚先生と村井の恋模様ですけどね。笑

そんなこんなで、読後感・・じゃない、観終わったあとに「あー楽しかった!」ってあっさり思えるすごく好きな作品でした。DVD化・・しますよね・・?

映画の感想とは少し離れるけど、最近SixTONESを観るようになったばっかりの身だからあんまり何もわからないんだけど、でも作品を見るたびに、ジェシーの「ステージジェニックさ」(なんて言ったらいいんだろう?こういう単語ある?)というか、ステージやスクリーンにしっくりハマってちゃんと主役が務まる才能のようなものに、いつも感心してしまう。

腹が据わってるからなのか、なーんか、ステージの中央にいることがすごく自然に見えるし、ちゃんと華がある。スター性とでも言うのか、よくわからないけど。

SixTONESでは北斗くんを応援しているのでジェシー担ではないんだけど・・)もっとジェシーのお芝居やステージが見てみたいと思う。知名度を除けば、民放のドラマ主演くらいだって務まると思うんだけどね。(※なんの権力もない個人の感想です)

はぁバニラボーイすごく楽しかった。観終わったあとにラパウザで一部の麺がちょっと固いパスタ食べるとこまで含めてすごく楽しい時間だった。バニラボーイありがとう。